普段見慣れていた筈の景色。
しかし、ある瞬間、カメラのレンズを通して映し出された画像は、
特定の被写体、特定の撮影者、特定の季節、特定の時間帯、加工する媒体等の組み合わせによって、
日常と非日常の狭間で実態のない感覚的なイメージのように現実から乖離して見えてくる。
それは、人間の眼球そのものに「意志」と「思考回路」が備わっていて、
レンズと太陽光線の反射で捕らえた物体と景色にまた別のフィルターを介し、
異次元間の「見えざる戯れ」を誘発させているように思える。
僕は、「この世」における「存在証明」をかけ、「時空」の背後に蠢く「見えざるもの」の正体を、
自らの「眼力」と「第六感」で必死に抉り取ろうとした。
003 魅惑的な膨らみ Fascinated Swell
004 ジャケット娘 Jacket Girl
005 長い長い通路 Long Long Passage
最新更新日: 2010年12月13日 22:27
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